なぜ今、“7月5日地震予言”がここまで拡散したのか――AI時代の“噂”と情報リテラシー

7月5日イメージ画像

なぜ今、“7月5日地震予言”がここまで拡散したのか――AI時代の“噂”と情報リテラシー

最終更新:2025年7月1日

☑️この記事は情報リテラシーを高めたい方、「7月5日」の予言やAI時代の噂の本質を知りたい方におすすめです。

※本記事は公開時点の各種報道・公式発表・体験情報をもとに、編集部が独自にまとめたものです。
筆者は地震予知やAI犯罪抑止の専門家・医療従事者ではありません。
必ず最新の公的発表・行政情報・専門家の公式見解もご参照ください。

この記事でわかること

  • 話題の「2025年7月5日地震予言」とは?拡散の背景を解説
  • 都市伝説やデマとAI時代のフェイク拡散のリアル
  • ディープフェイク等“AI時代の噂”リスクと最新事例
  • 不安を煽る情報に流されないためのリテラシーと対策

はじめに――「2025年7月5日、地震が起きる?」ネットで拡散する“予言”の正体

2025年に入り、SNSやネットメディアでは「7月5日に日本で巨大地震が起きる」という“予言”が一気に拡がっています。

この噂の元となっているのは漫画家・たつき諒さんが1999年に発表し、近年再び注目されている『私が見た未来』という作品です。

「私が見た未来 完全版」表紙画像
出典:飛鳥新社

この「7月5日地震予言」では、日本とフィリピンの中間あたりの海底で“破裂のような噴火”が起き、

太平洋沿岸諸国に大津波が発生。

その規模は東日本大震災を上回るかもしれない‥

というストーリーが語られています。

予言の広まりと社会的影響――なぜ「7月5日」がここまで話題に?

一見すると“都市伝説”に思える内容ですが、この7月5日地震予言がここまで拡散した背景にはいくつかの要因があります。

  • 著者による“的中”体験の影響  
    たつき氏は過去に東日本大震災や新型コロナの流行を“予知夢”で描いたとして話題となり、多くの読者が信憑性を感じています。
  • 『私が見た未来 完全版』の大ヒット  
    100万部以上を売り上げ、香港・台湾など海外にも広がり、現地メディアや風水師も同時期に「日本の地震」を予言したと噂されるなど話題性が拡大。
  • SNS・メディアによる二次拡散  
    「7月5日が近づくにつれて何か起こるのでは?」といった投稿が広がり、備蓄や避難場所を確認する人も増えています。

しかし、これらの情報はあくまで“予言”や“都市伝説”の域を出ないものであり、科学的根拠や公的な警告は現時点で一切出ていません

AI時代の“噂”はどう広がるのか?――ディープフェイクなど最新事例から考える

昨今は「AI」も情報拡散のトリガーになっています。特に“ディープフェイク”やAI生成画像・動画の拡散が、デマや根拠の薄い噂の拡大に拍車をかけています。

事例:性的ディープフェイクの急増

私たちの編集部にも相談が相次ぐのが「AIによるディープフェイク被害」です。たとえば、未成年の画像がAIで加工されSNSで拡散されたり、

AI生成わいせつ画像がオークションで販売される事件も全国で摘発されています。

詳細はこちらの記事で

AI生成技術の特徴・影響として‥

  • 本物と見分けがつかない“偽画像”が容易に作成・拡散される
  • 匿名や海外経由の拡散元特定が難しい
  • 日本でも2025年に初の摘発事例が出るなど、法整備も進行中

こうしたAI由来の“フェイク”がSNS等で拡がることで、正しい情報・真偽の見極めがこれまで以上に難しくなっています。

なぜ「7月5日地震予言」がここまで不安を煽るのか

“当たった実績”とバズの連鎖

“2011年の東日本大震災”や“コロナ禍”の予見的内容とされる描写、SNS・YouTubeでの拡散が「今度も本当かも…」という空気を後押し

現実社会での“備え”現象

実際に避難グッズを買い込む、避難場所を確認するなど“実行”に動く人も。

・メディアの連鎖拡大

 一部ネットメディアが「専門家も警告」などと伝え、さらに話題に



こうした「予言」の拡散・不安の高まりには、AI技術が加速させる“噂の増幅装置”として働く現状も無視できません。

AI時代のリテラシー|不安を煽る情報にどう向き合うべきか

今回の「7月5日地震予言」をめぐる空気感は、情報リテラシーの重要性を改めて教えてくれます。

  • 出典や根拠が明らかか確認する
  • SNSの“バズ”やAI由来の画像・動画は事実と限らない
  • 「予言」や「警告」には公的な発表・科学的根拠があるか注視する
  • 噂・不安をそのままシェアせず、自分なりに調べる習慣を持つ

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私たちのメディアでも、AI由来の噂・フェイク情報を取材する中で、「AIとの付き合い方」や“依存リスク”の重要性を強く実感しています。

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おわりに――「7月5日」と向き合うには

いよいよ7月5日が近づくなか、不安が高まるのは自然なことです。

ただし“予言”や“バズ”が現実になるとは限りません。

「何か起こるかもしれない」と不安を感じたら、まずは落ち着いて信頼できる公式情報や防災の基礎を確認しましょう。

※本記事は公開時点の各種報道・公式発表・体験情報をもとに、編集部が独自にまとめたものです。
筆者は地震予知やAI犯罪抑止の専門家・医療従事者ではありません。
必ず最新の公的発表・行政情報・専門家の公式見解もご参照ください。

参考・出典

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この記事を書いた人

Smart AI Adoption編集部
Smart AI Adoption編集部
AI活用アドバイザー/青山学院大学 経営学部
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